初めての方へ
『神経』と聞くと「精神」や「こころ」と思われる方もいらっしゃいますが、脳神経内科の「神経」とは 「精神」や「こころ」のことでではありません。
「脳」「脊髄」「末梢神経」など、体の場所を差しています。
おもに気分の変化(うつ病や躁病)、精神的な問題を扱う精神科や心療内科とは異なり、神経内科とは「脳」「脊髄」「神経」「筋肉」の病気をみる内科です。
「神経」が差す、「脳」「脊髄」「視神経」「末梢神経」などは、身体の広い範囲にある組織です。
このような様々な体の「場所」に起こる病気を専門に扱います。
体の一部である「神経」に炎症を起こしていたり、神経が腫瘍などによって痛んだり、そういった状態を内科的に診断・治療するのが脳神経内科の役割です。
以下の様な症状に心当たりがあるかたは、まずは神経内科で診察を受けてみることをお薦めします。
●頭痛 ●めまい ●しびれ ●脱力(手足に力が入らない)
●しゃべりにくい ●むせる ●歩行障害 ●ふるえ ●歩きにくい
●視力の低下 ●二重に見える ●物忘れ●排尿障害など
神経は体のいたるところに張り巡らされており、それぞれが異なる働きをしています。
そのため、障害される場所によって病気でみられる症状も様々です。
筋肉の病気も神経内科の領域です。筋肉の病気では、筋肉が痩せてきたり、力が入らなくなったりします。
神経内科の病気では、どんな症状が出ても不思議ではありません。
そのため、体に異常を感じた際には、「はじめに脳神経内科を受診する」。その後「必要な場合は他の診療科を受診してもらう」。これが診断の早道である場合も多いのです。
●神経変性疾患 | ●免疫性神経疾患 |
●パーキンソン病 | ●ギレンバレー症候群 |
●パーキンソン症候群 | ●多発性硬化症 |
●多系統萎縮症 | ●重症筋無力症 |
●脊髄小脳変性症 | ●ベーチェット病 |
●進行性核上性麻痺 | ●認知症 |
●筋委縮性側索硬化症 | ●アルツハイマー病 |
●脳血管障害 | ●レビー小体型認知症 |
●脳卒中(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血) | ●頭痛 |
●緊張型頭痛 | ●片頭痛 |
●一過性脳虚血発作 | ●てんかん |
●高血圧性脳症 | ●慢性硬膜下血腫 |
●その他神経難病 |
ここで挙げた疾患は一例です。これ以外の症例につきましても、もちろん診断できますので、
お気軽にお問い合わせください。